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3.11 若き記憶を語り継ぐ

 3月3日にイーストピアみやこで行われた、「3.11語り継ぐ若き記憶」に宮古高校放送部が参加しました。このイベントの第一部では放送部制作のテレビドキュメント作品「生き残るための考動」の上映を行い、宮古高校の生徒で防災士の資格を持つ中村遥斗さんと藤田顛惺さんに動画の感想等を話していただきました。第二部では、東日本大震災を体験した生徒達が書いた文集を放送部の部員が朗読しました。

 このイベントに向け私達は、15の文集を4人で担当を割り当てて練習をしました。朗読をするときに意識したのは、書いた生徒の想いが伝わるように読むことです。

 イベントを通し、震災当時の記憶がある最後の世代である我々高校生が伝えるからこそ意味があることを強く感じました。震災を知らない世代が増えている今、震災の記憶を風化させないために今の自分たちに何ができるか、3.11に向けて改めて考えてみませんか。

 以上、放送部の小笠原がお伝えしました。

「岩手日報2024年3月3日付」「岩手日報社の許諾を得て転載しています」